中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

国境の西

 からの続き。

最初のポイントは東極から程近い黒龍江(アムール川)岸、当然対岸はロシアなのだが、

 

何しろ河幅が広大なうえ、岸辺は堆積物の浅瀬がかなり長く続き、泥底でウェーディングも難しく、メインチャネルはおろか、駆け上がり迄キャストする事さえ到底不可能で、ベイトを追って浅瀬へ入ってくる瞬間をピンポイントで狙う、待ちの釣り方しかチャンスは無い様に思えた。

 

次のポイントは黒龍江に流れ込む支流の合流地点、ここも普段は堆積物の浅瀬が続いていると思われるのだが、連日の雨の影響で水位が上がっており、メインチャネルを見つけるのが困難。遠目には魚が居着いてそうな、明らかに濁りが入ってないポイントもみえるには見えるのだが、距離的にキャスト不可能。

 

普段の水質がどうなのか解らないが、釣行時は何処も濁りが酷かった。

 

雰囲気は良いが、この日、魚っ気は皆無だった。

 

翌日は西へ大きく移動し、また別の支流と黒龍江の合流地点へ。

 

ここも、前日の支流同様堆積物の浅瀬が続き、大型魚が居着きそうな深場は見付けられなかった。

 

翌日もまた西へ大きく移動し、再度悪路を黒龍江本流へ。

 

ここで漸く、黒龍江別名”黒河”、ロシア名アムール(黒い)川の名前に恥じない、泥炭地のブラックウォーターを見る事が出来たのだが、ここが今回の黒龍江タイメン調査釣行の最終ポイントとなった。

 

今回は、第一に釣行中は終始雨と天候に恵まれなかったこと、第二にポイント間移動が平均5〜6時間と、移動時間が長ぎてまともにロッドを振る時間が極端に少なかったこと、実際釣行中、朝まずめ夕まずめに水辺に立つ機会は一度も無かった。そして第三に、この広大な黒龍江水系、且つ陸っぱりでタイメンを狙えるポイントを探し出すには圧倒的に情報不足だった。しかし、地元の釣り師(主にぶっ込み釣り)との交流の中で、タイメンの生息自体は確認できた。ただし、実際に釣り上げたという話はおろか、釣り上げたのを見た事が有るという話すらも聞けず、一同声を揃えて哲罗鱼(Huchotaimen フーチョータイメン)を狙って釣るのは至難の業、中には、釣り上げる確率は宝くじの一等と変わらないと迄言い切る方も居た。とは言え、確率が0という事では無く、簡単でない事はそもそも承知の上なので、もう暫くは黒龍江水系タイメン調査釣行を続けてみようと思ってる。