中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

撫遠黒龍江魚博館とダウリアチョウザメ

前回の黒龍江調査釣行中に、何かヒントは無いものかと周辺地図を眺めていた際、「抚远黑龙江鱼博馆」という非常に気になる施設をみつけたのでポイント移動の際、立ち寄らせて貰ったのが、想定外に展示内容が充実しており、アングラーなら無論の事、そうでなくとも、種の多様性と、人類の業の深さに悲喜交交、一喜一憂出来る事請け合いなので、もしうっかり近くに来る事が有れば、お立ち寄りになる事を是非御勧めします。

ガラスのトンネルが設置された巨大水槽では、3mを超えるダウリアチョウザメ(Huso dauricus)の遊泳を下から眺めることが出来る。携帯カメラの画像では、そのスケール感は全く伝わらないが、実物は圧巻の一言。



後に調べたところ、2016年にオープンしたこの展示館は、淡水の冷水魚展示館としては、中国国内で最大との事。抚远黑龙江鱼博馆 TEL : 0454-2136363.  住所 : 黒竜江省佳木斯市撫遠市沿江路沿江公園 

 

黒龍江調査釣行中、護岸を徒歩移動していると地面に数十匹の小魚が捨てられていた。無論違法な筈だが、仕掛け網が多い事は確認済みなので、十中八九網を仕掛けた人間が、小さ過ぎるので捨てていったのであろう。この魚はあろう事か、チョウザメの稚魚だった。小さ過ぎて種別は不明瞭だが、恐らく国家事業として放流されたダウリアチョウザメの稚魚であろう。お上が絶滅を回避すべく稚魚放流しても、川下で無秩序に稚魚まで乱獲では個体数が増えるどころか、ハシナガチョウザメ Psephurus gladius 同様

chineseareafishing.hatenablog.com

絶滅を回避する事は不可能なのかも知れない...