中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

続・国境の南

 今年一月末から二月初頭の釣行以来、新疆ウイグル自治区での釣りという行為に対しての解釈に、どうにも釈然としない状態が続いていた事に加え、願望も手伝い、少し前に機会をみつけ再訪してきた。

 

 前回の釣行以降継続して、こつこつと新疆ウイグル自治区で大红鱼(Huchotaimen フーチョータイメン)を狙える水系を調べていたところ、カナス水系をはじめ、大红鱼が現在も生息して居る事が確実な水系はいくつか見つかったが、やはり何処も釣りの許可が降りる可能性は限りなく0に近く、現地のルアーフィッシャーマン数名に尋ねても、残念ながら全て同じ返答だった。


 しかし、調査をしている中で、現地のルアーフィッシャーマンから、北疆のアルタイ地方で合法的に釣りが出来る湖が存在するという、大変興味深い話しを聞いたので、今回は一先ずそこを目指す事にした。

 

 

今回は日数も限られてるので、上海からウルムチ迄は飛行機を使ったが、前回の釣行の続きという意味合いを込め、ウルムチからは陸路移動とし、ウルムチ空港到着の翌日、


6月4日23:20 乌鲁木齐発、途中、福海-北屯市-阿勒泰と経由して終点である富蕴駅まで車程908km、11時間45分後の午前11:05に到着する、Y965次に乗り込んだ。計らずもこの列車は、硬卧(二等寝台)の下段が空いていたという理由だけで乗車券を買ったのだが、期せずして“中国雪都 · 阿勒泰号”と呼ばれる有名な旅行客用寝台列車だった。

 

有名な旅行寝台列車というわりには、二等寝台に限っていえば車室に赤い絨緞が敷かれてた以外、特筆すべき点は見受けられなかった。一等寝台はまた違うのかも知れないが。

 

今回の第一目的地へは、この路線からだと途中駅のある北屯が距離的に最も近いので、翌6月5日の午前07:57に北屯市駅で下車した。

 この北屯は何かしらの有名な観光スポットが在るわけでもないし、人口も少ないので当然宿泊施設は多くない、中でも外国人が宿泊出来る施設となると絶望的だ。ホテル予約サイト等では予約出来てしまったり、電話確認等でも受付担当者が、外国人宿泊許可に関してよく理解出来ておらず、問題ないと言われても、チェックイン時にやはり外国人は宿泊不可と断られる事は珍しくないので、今回は最低限の野営装備は持参して来た。

 

駅前には、白タクと思われる運転手が数名客引きしていたので、野営装備も持参してる事だし時間を浪費しそうな宿探しは後回しにて、その中の1人と交渉し、先ずは目的の湖に直行する事にした。

 

 

目的の湖までは特に迷うこともなく、車で約一時間程、あっけなく到着した。