中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

■魚種>>062: ランジョウキャットフィッシュ( Silurus lanzhouensis )

Siluridaeナマズ科 Silurusナマズ属で中国名は兰州鲇、黄河の寧夏、蘭州流域が代表的な生息域だが、水質汚染や乱獲、水利施設建設などの影響で野生個体数は激減しており、絶滅危惧種として「中国版種のレッドリスト」登録魚。日本にも広く分布するSilurus asotus マナマズをはじめとするSilurus属は外見上酷似している種が多く、ランジョウキャットフィッシュの外見的特徴に記載されている「体長が有り、頭部は比較的平ら、体表は滑らかで鱗がなく、皮膚は粘液に富み、側線に粘液孔が並んでいる。目は小さく、口は横に広く大きい、下顎は突出していて、ヒゲは2対、顎ヒゲは胸鰭の基部より長い...」等は、大半のSilurus属に当て嵌まってしまうので、識別特徴として尻鰭条が77~86本、脊椎骨は63~68本で、卵の色は黄色という点あたりが比較的判り易い。
肉食性で水生昆虫や甲殻類、底生生物、ベイトフィッシュまで何でも食べ、水底を遊泳してる事が多いので、Silurus asotus マナマズとは大きく異なり、ほぼボトム系にしか反応しない。最大で60cm程度迄しか釣ったことは無いので根拠に乏しいが、細身の魚体にしてはサイズに対しトルクフルで、持久力もそこそこ有る印象。
中国では近年、ノーザンラージマウスバスの人工孵化場が増え過ぎた事もあり、ノーザンラージマウスバスの人工孵化〜養殖から、比較的市場価値の高いランジョウキャットフィッシュの人工孵化〜養殖に切り替える業者が増えている様なので、今後釣堀にも導入される機会が増えるのだろうと思われる。

種別:在来種
難易度:★★
最大サイズ:150cm〜