中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

黄海ボートシーバス

通称"鶏骨礁"と呼ばれる、沖テトラ帯へ三年振りの出船。

 

三年前になる前回は、釣り友数名と乗合船へ乗船して散々な目に遭った。

先ずは、ローカル釣り人アルアルなのだが、まさか船上でもそうとは思わず、バイトが有った際、同船者が真横に瞬間移動してた事にキャスト中気づき、人身事故回避行動のお陰でロッドが折れたり、適当にDIYで船べりに取り付けたのか、想定外でロッドホルダーごとタックルが水没したりと、魚と全く関係ないところで2Rod + 1Reel失うという災難=人災に加え、弁当の空箱だろうがペットボトルだろうが、御構い無しにポイポイ海上投棄する無秩序っぷりに、同船者として非常に居た堪れなくなり、二度とこの国で乗合船には乗るまいと、固く誓っていたのだが、「海で釣った魚を自分で捌いて食べる。」という微笑ましい目標を持つ、とある新しい釣り友に促され、釣り友4名でシーバス(タイリクスズキ Lateolabrax maculatus )小型舟を仕立てる事となった。

 

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まず、市内から长兴島という島まで海底トンネルで渡り、そこからカーフェリーでお隣の横沙島という島へ、そしてその島の漁港から出航し、船をぶっ飛ばすこと約一時間半、

ようやく目的の海域に到着する。

内海と外海の狭間、長江と钱塘江から絶え間なく吐き出される大量の土砂により、メイラード反応を抑えた信州味噌で作った味噌汁の様な、黄土色の液体で満たされた海域は、黄海という名に寸分違わぬ。

 

潮の干満で顔を出す、マンメイドストラクチャーに魚が着いてる。

釣り方は、ストラクチャーの中、もしくは際々にルアーを沈めて誘い込出す。ルアーロス率が非常に高いリスキーな釣り方だが、これ以外に効果的な釣り方を見つける事は出来なかった。

 


当地では、釣った魚は大小例外なく船長権限にてリリースさせて貰えないので、三年前ほどの釣果は期待出来ないどころか、下手したら絶滅してるのでは無いかと内心不安だったが、杞憂だった様だ。次にいつ来るのか、来る事があるのかすらも分からないけど、早急に釣り人として必要以上の乱獲は止め、釣り場の保存に努めて欲しいものだ。