中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

■釣堀>>010: 渔悦路亚俱乐部( Yuyue Luya Julebu )

・所在地区 ———— 上海市浦東新区
・システム ———— 持ち帰り可、2匹まで持ち帰り可
・ポンド数 ———— 2
・事前予約 ———— 不要

 

 

・利便性  >>> ★★★
・魚種数  >>> ★★
・環境面  >>> ★★★
・難易度  >>> ★
・混雑度  >>> ★★★★★
・お勧度  >>> ★★

 

実釣済魚種:フロリダラージマウスバスノーザンパイクチャネルキャットフィッシュ

 

こちらも最近オープンした新場所。上海ディズニーランドより少し下った所に在る、市内より地下鉄で行けると言ってもギリギリ差し支えないであろう釣り堀。釣り場は比較的大きめの2ポンドで、入り口から見て手前のポンドは匹数制限無しで持ち帰り可の”黑坑”タイプ。奥のポンドが”练杆”タイプとの事で、通常”练杆”と呼ばれるポンドはオールリリースなのだが、ここでは2匹まで持ち帰り可の様だ。どちらも粒子の細かい泥底で最深部でも2m弱、水質は泥が回ってなければ比較的クリア、”练杆”タイプのポンドは下写真のようなストラクチャーが造られており、この構造を頭に入れつつトレースするのも中々面白いのかもしれない。

 

魚種的には、ごく一般的で今後に期待と言いたいところなのだが、過去に遭遇した事のないレベルの恐ろしい問題が下写真。

ここへは、関係者にお呼ばれしてオープン初日に訪問したのだが、ご覧の様に小さなヘラ釣り堀での大会状態で、とてもルアーフィッシングをする環境とは思えない。実際、喧嘩は始まるは、多重糸絡みで蜘蛛の巣状態になったラインをほどいてる最中に魚が掛かってしまうというコントみたいな状況で大騒ぎだったりと、まさにお祭り状態で大いに笑わせて頂いた。今後は入場規制をするなり事前予約制にするなりで人数制限をしない事には、とてもじゃないが再訪するどころか、竿を出す気にはなれないと感じたのは私だけではないだろう


ここ最近の中国におけるルアーフィッシングの加熱っぷりをまざまざと見せつけられた感だが、かつて日本で暗愚な釣り具メーカーや釣り雑誌の力技により爆発的なバス釣りブームが起き、対象魚や釣り場に対しアングラー飽和状態になった結果、当然ながら釣り場は荒れるし魚は釣れなくなる一方で、一気に衰退した(無論特定外来生物問題等他の理由も有るが)という経過を見てるので、この国の釣り具メーカーや釣り堀関係者の方々には目先の利益を追い過ぎず、魚達や釣り人にとってサスティナブルな環境をキープする事に勉め、ルアーフィッシングが一過性のブームとならない様に頑張って欲しいものだ。

 

※ 詳細住所について:全ての釣堀オーナーに掲載許可を取っている訳ではないので詳細住所記載は控えております。百度地図をはじめとした現地の地図appで釣堀名を検索すれば大体は表示されると思いますが、もし住所を知りたい場合はコメント欄等何らかの方法で御連絡頂ければ返信させて頂きます。