中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

■魚種>>048: レインボートラウト( Oncorhynchus mykiss )

中国名も日本と同じ漢字の虹鳟で、Oncorhynchus tshawytscha キングサーモンやOncorhynchus nerka ソッカイと同じSalmonidae サケ科 Oncorhynchus タイヘイヨウサケ属の魚。1877年にカリフォルニア州から日本へ移入し、1945年に日本から北朝鮮に受精卵を輸出、人口孵化に成功した後、1958年に北朝鮮が当時の北京市長に贈ったという説と、1959年に当時の中国首相である周恩来へ贈ったのが導入のはじまりという二説ある。釣り方については日本の管釣りでもお馴染みなので割愛するが、この魚についてハーバード大学の生物工学研究者が行った面白い実験がある。簡単にいうとレインボートラウトが死んだ状態でも、川の流れの中に留まることが出来るのかどうかを検証するといった実験内容で、結論は筋肉が硬直してしまう迄は可能という事だった。実際の実験映像を見たかぎり、遊泳しているというには無理が有るとしても、確かに魚体をくねらせて流されることなく留まっていた。ただし、これはストラクチャー等が発生させるカルマン渦に乗った状態での結果であって、全ての状況下で起こりうる現象ではないのであろうが、この魚が岩陰などのカルマン渦が発生してる場所に潜んでいる時は、殆ど筋力を使う事なくその場に留まっていられるという事を実証している。このカルマン渦が起すエフェクトを深く理解し、応用すれば全く新しい使い方が出来るルアーの開発が出来るのではないかと思えた。

種別:外来種
難易度:★★
最大サイズ:60cm〜

 

レインボートラウト、ニジマス