中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

■魚種>>050: スチールヘッド( Oncorhynchus mykiss irideus )

いちおう刚头虹鳟という中国名が有るのだが、困った事にこちらでは何故か皆さん三文魚と呼んでいる。この三文魚というのはサーモンという意味なのだが、サーモンとは本来 Oncorhynchus keta シロザケの事で、広義ではSalmonidae サケ科 Oncorhynchus サケ属の魚類の総称であり、この魚自体の名前ではない。日本でも釣り人以外は、サケ属ならば十把一絡げにサーモンと呼ぶ傾向があるが、ここ中国では大半の釣り人でさえもそうなので、もう少し偉大なるサケ属に敬意を表して欲しいものだ。この魚はOncorhynchus mykiss レインボートラウトの亜種で大型化する。本来は降海型なのだが、養殖の場合は海に降りるという事は有り得ないので一定期間塩分濃度を調整して飼育するようであるが、単にレインボートラウトの幼魚の飼育環境を一定期間塩分濃度調整すればスチールヘッドになるという訳ではなく、遺伝的な違いもある。レインボートラウトとの外見上の違いは、頭部は側線よりも下側の黒斑点が少ない、Smolt 銀化しているといった点が比較的わかりやすい。

種別:外来種
難易度:★★
最大サイズ:120cm〜

 

スチールヘッド