中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

□上海近郊ルアーフィッシングポンドリストまとめ

各種釣り関連アプリ及びwechatの釣関連グループからの情報をまとめた結果、2023年1月末時点の上海近郊にてルアーフィッシング可能な釣堀は、ルアーフィッシングポンドリスト01〜06に記載の63軒、釣堀紹介記事001〜010の10軒で計73箇所。73箇所のピン作業中、Google Map上に釣堀のピンが一本も無かった事に今更ながら驚いた、Googleが使えない国なので当たり前なのだが...

 

 

 上海の面積は6,340.5㎢ 人口約2,489万人(2022年7月時点)、面積だと86.9㎢毎に一軒の密度で、人口だと34.1万人辺りに一軒の釣堀という数字になる。無論、単純に面積や人口で割っても全く意味はなさないのだが、これが多いのか少ないのか参考の為、東京と比較してみると、東京の面積は2,194㎢ 人口約1,404万人(2022年12月時点)、管理釣り場ポータルサイト系で、一番掲載数が多かった「管理釣り場.com」によると、東京都内の管理釣り場はトラウト系とバス系合わせて計24箇所。面積だと91.4㎢毎に一軒の密度で58.5万人辺りに一軒という数字になる。面積辺りの密度、対人口比率ともに2023年1月末時点で東京よりも多いのだが、これは飽和状態を意味するのか、それともまだまだ過渡期なのか何とも予想が付きにくいので、釣り人口を比較して考えてみる。

 先ず日本、公益財団法人 日本生産性本部発行の「レジャー白書」に依ると 2021年の釣り人口は560万人、コロナ特需だったのか釣ブームという話を少し前迄よく耳にしたが、釣り人口に限って言えば、実際のところ多少の増減こそあれ1990年代の2,000万人というピークより現在に至るまで右肩下がりだ。

 一方の中国、中国における釣り人口は約1億4千万人という数字を日本の記事で散見するが、この数字は何処が出元なのか、全く信憑性に乏しい当てずっぽと言っても過言ではない数字の様だ。中国釣魚協会の独自調査によると約9000万人、はたまた中国釣魚運動協会の独自調査によると約6000万人と大幅に数字が異なる。これら以外にも各団体による独自調査結果を踏まえたうえで、諸書エビデンスを並べ中国における釣り人口を推定している比較的信頼出来そうなレポートによると、推計4000万人という数字が妥当らしい。

 日本と中国の釣り人口を人口比率から見てみると、日本が人口1億2278万人(2021年10月時点)に対して4.56% 約22人に1人。中国が人口14億1260万人(2022年12月時点)に対して2.83% 約35人に1人という事になる。ここからは完全に私感でしかないが、中国において釣りを通して知り合った方を除く、中国人友人知人35人毎に釣り人が1人居るか?と問われれば答えは完全にNoなので、実際にはもっと少ないと思う。

 結局のところ、面積当たりの釣堀密度から考えると飽和状態ともみえるし、釣り人口から考えるとまだまだ過渡期で伸び代充分ともみえるので、何とも言えないのだが、まだ続々とルアーフィッシングポンドが増え続けているのが現状だ。無論、上記は全て上海という一都市のケースで有って、他の都市、地域で状況が全く違ってくる事は言うまでもないので、何れ他都市も調べて見ようと思う。