現地名は多鳞倒刺鲃、Spinibarbus hollandi スピニバルブスホーランディ、Spinibarbus sinensis スピニバルブス シネンシスと同じく中国に生息するスピニバルバス属5種の内の1種で、やはりこの魚も研究者の興味を惹かないようで和名はまだ無い模様。珠江水系で、雲南省曲靖市にある烏蒙山麓から貴州の興義市を経て広西省の紅水河まで全長914キロ続く南盘江が生息域なのだが、水力発電所が多く建設されている流域で、例に漏れず自然環境破壊による影響で個体数は激減しているという報告が気にかかる。他のスピニバルバス属同様肉食に近い雑食性で、多少のテクニカルさは必要だがフィーディング時ならルアーへの反応も悪くなく、トルクとスピードも上位ランクだ。
種別:在来種(固有種の可能性有り)
難易度:★★★
最大サイズ:60cm〜