ブラジルでは見た目そのままにTucunare azul ツクナレ・アズール(青いツクナレ)と呼ばれているらしい。2006年に新種として登録された比較的新しい種なので中国名はまだ無いのかと思いきや、南美丽鱼というれっきとした中文学名があったので、不思議に思い調べてみたところ観賞魚として人気があり、繁殖を行ってる業者も少なくない様だ。この魚は、以前紹介した 宝芝田生態園 の4号池に2匹放流した(オーナーはこの魚がCichlaキクラ属の何種なのかはわかっていない、というより気にしていない様だ)うちの一匹で、同日にもう一匹の方も釣ったが鰭の青みは弱く全体的に灰色かがった薄色だったので、発色は個体差が大きいのだろう。Cichlaキクラ属なので当然フィッシュイーターであり、視覚フィーダーであり、かなりアグレッシブなのでルアーを通すコースさえ見極めればルアーで釣るのはそれ程難しくない上、他魚種同サイズ比較だとかなりパワーもスピードも有るので非常に面白い好敵手なのだが、残念ながらいかにハイランド系ピーコックバスで低水温に強いとはいえ、凍結する事もある此処の4号池での越冬はまず望めないので、恐らく来年また同じ魚に出会える事はないだろう。
種別:外来種
難易度:★★
最大サイズ:75cm〜