中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

グランデ・オガワさんとブルー・ピーコックバス

グランデ・オガワさんの訃報を知ったのは、鰭が青いピーコックバスについて調べていた際、氏が随分昔にお書きになっていたblogで、青いピーコックバスの記事が有ったのを思い出し、Logか何かがまだ残っていないかと再検索していた時だった。

 無類の淡水釣りキチにして稀代の魚好き、1970年代後半に釣りをするためブラジルに渡り、アマゾンで釣り三昧の傍ら、奇しくも現在絶滅の危機に瀕しているインペリアルゼブラプレコをはじめ新種の熱帯魚を100種類以上も発見した偉大な釣り人、グランデ オガワこと小川芳男さんが7月に、パラー州アルタミラの自宅にて急逝されていた。一度は氏の主催するアマゾンフィッシングキャンプに参加し、釣り人として、海外移住者の先達として、その存在に触れてみたいと思いつつも終ぞ叶わなかったが、ご冥福を祈りつつ、自由奔放、天衣無縫で縦横無碍に最高の釣りびと人生を全うされた筈だと思わずにはいられない。

 

 件の記事は直に見つかった。故人のblogなうえに、第三者さんの人物画像も含まれるのでリンクを貼って良いものか迷ったが、グランデ・オガワさんの得難い記録を主人亡き後も存続させて欲しいので、あえて貼らせて頂きます。

 

(※削除要請がされば即刻応じさせて頂きます。)

 

この記事上でグランデ・オガワさんがブルー・ピーコックバスと記していたCichla piquitiは、Azul Peacock Bassとも呼ばれており2006年にCichlaキクラ属に追加された比較的新種で、fishbase他も参照し種のIDキーを纏めると、一つが胸鰭を除く背鰭、腹鰭、臀鰭、尾鰭が明確に青いこと、一つが尾鰭の黄点、一つが鰓蓋の黒点が小さく少ないこと、そして最後が5本の縦縞だが、この魚を2006年に新種として登録した(Kullander, S.O. and E.J.G. Ferreira, 2006)によると縦縞は1, 1a, 2, 2a, 3の5本となっており、3本の明瞭な縦縞と2本の不明瞭な縦縞と定義されている様だ。実際に縦縞が3本にみえるCichla piquitiの画像も散見するし、背鰭、腹鰭、臀鰭、尾鰭が明確に青い魚体はCichlaキクラ属全16種で他に見当たらないので、この魚はCichla piquitiに同定しようと思う。