中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

■魚種>>040: アリゲーターガー( Atractosteus spatula )

中国名は鳄雀鳝。少なくとも1億年以上前の前期白亜紀から生息してたLepisosteiformes ガー目で現存する2属7種のうち、Lepisosteidae ガー科 Atractosteusアトラクトステウス属の一種で古代魚だ。水中が低溶存酸素状態でも生き抜くために、大気中からも酸素を取り込めるよう血管が張り巡らされた浮き袋、獲物を死角なく探し出すため両眼で約320°の視野を持つ視覚器官、見つけた獲物を確実にとらえるため水の抵抗を最小限に抑え素早い開閉や旋回が可能な細長い吻、全身を覆う人間の歯と同等の強度を誇る堅牢なガノイン鱗は他のプレデターの攻撃を受け付けない。一見すると高度に進化した魚に思われるが、原始魚や生きた化石などと呼ばれるのはガーにしてみれば非常に不本意な称号だろう、逆に先進魚とか高機能魚とかのほうが相応しい。他にも原始魚と呼ばれるアロワナもそうなのだが、過ぎたるは猶及ばざるが如しという事なのであろうか。中国でも日本と同様に、繁殖までの明確な事例はまだないが、観賞魚を飼いきれなくなり放流された個体が野生化してるケースが少なくない。肉食性で主に魚類や甲殻類を食べるため、ルアーへの反応も悪くはないのだが比較的歯が長いうえに歯茎も相当強固なため、硬口蓋もしくは軟口蓋、要は口の中以外へのフッキングはほぼ不可能なので、ターゲットとしてる魚のサイズに合わせて丁度ワンバイトで口の中に上手く納まるサイズのルアーでないと確実なフッキングは難しい。。

種別:外来種
難易度:★★
最大サイズ:257cm〜

 

アリゲーターガー