中国管釣り情報〜ルアーで釣っちゃいな〜

日本にお住まいの方には殆ど知られてませんが、中国の管理釣り場は近年凄まじい勢いで発展しており、まだまだ釣り場環境面は発展途上ではありますが、魚種だけで言えば既に釣り堀天国と言われるタイ王国をも遥かに凌駕してます。このブログでは中国国内のルアーフィッシングが出来る釣堀と、ルアーで釣った魚種を中心に紹介していきます。

中国の釣り堀について

・概要
ルアーフィッシングが出来る釣り堀は大別すると、ブラックバスメインの釣り堀と、所謂怪魚釣り堀の二種類があり、前者の方が圧倒的に多く、数は少ないがその両方の池を備えてる釣り堀もある。さらにそこから、釣った魚は全て持ち帰り前途、持ち帰り制限匹数以上はリリース、オールリリースの釣り堀に分かれる。
・魚種について
アマゾンをはじめとする (Af)熱帯雨林気候や (Aw)サバナ気候域出身の魚であれば、当然ながら同じ (A)熱帯気候域である (Af)熱帯雨林気候のマレーシア、 (Am)熱帯モンスーン気候のインドネシア、(Aw)サバナ気候のタイをはじめとする東南アジアの方が養繁殖が容易な事から魚種も豊富だしサイズも上であろう。一方中国の国土は緯度なら北緯53°30′から4°の約49°、経度は東経135°05′から73°40′の約60°もある事から気候の幅も広大で、北はロシア、モンゴル、カザフスタン、西はキルギスタン、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタン、南はインド、ネパール、ブータン、ミャンマー、ラオス、ベトナム、東は北朝鮮と14の国々もと陸続きであり、これらの国々と水系を共有しているので、熱帯性から冷水性の魚達まで生息出来る環境があるのだ。とはいえ、(A)熱帯気候域は海南島のみなので、ごく一部の保温設備を備えた良心的な釣り堀以外では、熱帯性の魚達は越冬する事が出来ないため、シーズン毎に魚の入れ替えを行う釣り堀が殆どだ。入れ替え前に魚達を網で回収して食用に売ってしまう所もあれば、そのまま凍死させてしまう所、その逆で冬季に入れた冷水性の魚を夏期には熱死させてしまう。これを嫌って越冬出来る魚種しか入れない釣り堀も多い。何れにせよ釣り堀というシステムには釣り人の業を深く感じずにはいられないが、そこには蓋をして脚を運んでしまうのもまた釣り人の性か。まさに中華釣り堀の楽しみ方は、このシーズン毎に狙った魚を釣る事に神髄があると思っている、ここが常夏の東南アジアの釣り堀との違いで海外釣行何カ国分にも匹敵する魚種達に遊んで貰う事が出来るのだ。

今後中国の釣り堀紹介記事を書いていくにあたり、下記ガイドラインで表記させて頂こうと思う。

利便性  >>> 交通手段の限られる外国人のアクセスし易さ。
システム >>> 全て持ち帰り前途、持ち帰り制限匹数以上はリリース、オールリリースの三種。
魚種数  >>> 定番魚とシーズン魚を私自身が釣って確認した範囲で表記していこうと思う。
環境面  >>> この国は文化的背景からかゴミのポイ捨てに全く罪悪感を感じない人が多く、釣り人も例外ではない。ロッドとリールさえ持って行けば他は全て落ちてる物だけで一日釣りが出来てしまう様な釣り堀が多く、気分よく釣りが出来る釣り堀は非常に稀で、大抵の釣り堀は残念な気分になるだろう。
難易度  >>>魚の入れ替え頻度次第で、かなりテクニカルな釣り堀も存在する。
混雑度  >>>釣魚料と持ち帰り出来るか否で混雑度はかなり差がある、無論釣魚料が安く持ち帰り無制限の所が一番混雑し、その逆が空いている。こちらの釣り堀に出向く大半の釣り人は、基本的に持ち帰りで元を取れるかどうかに重きを置いているようだ。
お勧度  >>>全くの個人的な総合評価。

また、中国の釣り堀は特にHPが有るわけでもお国柄FBが在る訳でもないので、何種かの釣りAPPやWechatの釣りグループ等で新規の釣り堀情報を入手する事になるのだが、殆どの釣り堀が財布に余裕のある釣り好き、もしくは熱帯魚好きが趣味で営んでおり気分次第で簡単に休んだり止めたり売ったりしてしまうので、どこの釣り堀でも出向く前の営業確認は必須である。